アトラシアン アプリケーションに関する適切なホスティング モデルの選択

2019-11-22 (Fri)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  Atlassian Cloud 翻訳

今回の記事は、ゴーツーグループ ブログ英語版「Choose the Atlassian Hosting Option That’s Right for You 」の弊社翻訳版です。原文と差異がある場合は、原文の内容が優先されます。

つい最近まですべてのエンタープライズ アプリケーションはセルフ ホスト サーバー上で運用されていました。クラウドやマネージド ホスティングのオプションはありませんでした。今日でさえ、多くのアトラシアン アプリケーションのインストールはセルフ ホスト サーバーから始まっています。しかし、費用、パフォーマンス、ならびに稼働時間のメリットにより、クラウド コンピューティングの利用と人気は増加しています。また、お使いのアトラシアン アプリケーションのためにクラウドの機能を利用することもできます。

アトラシアン アプリケーションでクラウド コンピューティングを活用する場合、アトラシアンが提供するクラウド サービスである Atlassian Cloud だけが方法ではありません。AWS Google Cloud Platform 、もしくは Microsoft Azure などのクラウド サービス プロバイダーを利用してアトラシアン ツールをデプロイするオプションもあります。新しいクラウド環境を自身で構築/管理することを選択するユーザーがいる一方で、マネージド サービス プロバイダー (MSP) と手を組むことで複雑さを回避するユーザーもいます。

これら 3 種類のホスティング モデルにはそれぞれ利点と欠点があります。また、以下のような多くの基準を考慮する必要があります。

優先順位を設定するということは、これら基準の相対的な重要度を計測することです。また、基準間のトレードオフを理解することでもあります。このブログ投稿では、各ホスティング モデルの主な利点と欠点の概要を示します。また、あなたの組織に適切なホスティング モデルを選択する際に考慮すべきいくつかの基準についても取り上げます。

セルフ ホスト サーバー

セルフ ホスト サーバーでは完全な制御が可能ですが、維持、復元、および置き換えをすべて自分で行わなければならないという欠点があります。管理機能へのフル アクセス、ならびに他のアプリケーションとの統合が可能です。必要に応じで容量、ユーザー ライセンス、ならびに他の機能を追加できます。セルフ ホスト サーバーが適しているのは、追加のサーバーを管理でき、かつアトラシアン アプリケーションに関する知識を持つ大規模 IT チームを有する組織でしょう。

セルフ ホスト サーバーには欠点もあります。さらに別のサーバーの管理運用を行いたいか? サーバーがダウンした場合の開発者およびエンタープライズ チームのコストは何か? 物理サーバーは高価かつ売却される資産です。継続的な財務費用および環境費用が必要です。また、あなたの IT チームの時間の価値について考えてみてください。サーバーを管理するための十分なスタッフがいたとしても、あなたのチームにはより適した他のプロジェクトがありませんか?

Atlassian Cloud (SaaS)

アトラシアンが提供するクラウド サービスを使用することで、お使いのアトラシアン アプリケーションをクラウドに容易に移行できます。Atlassian Cloud では、SaaS (サービスとしてのソフトウェア) としてアトラシアンがあなたのシステムを管理します。これは、Jira、Confluence、Bitbucket、およびその他のアトラシアン アプリケーションを管理するための手頃な方法です。

Atlassian Cloud は誰もがクラウド上に自身のアプリケーションをセットアップできるように設計されています。IT 担当者は必要ありません。また、利用状況に応じた支払いは柔軟性を備えた手頃なオプションです。より費用を抑えるために、アプリケーションのオンとオフを切り替えることができます。また、Atlassian Cloud はデフォルトで常時 SSL 化されているため安全です。それ以外にも、SLA には 99.9% の稼働率とアトラシアンによる 24 時間サポートが謳われています。

しかしながら、Atlassian Cloud にも制限があります。セルフ ホスト サーバーの場合とは異なり、お使いのアプリケーションで使用できるアプリ (アドオン) は Atlassian Cloud に対応したものに限られます。同様に、アプリケーションのオンプレミス版でシステム管理者が行う機能は Atlassian Cloud では制限されています。Atlassian Cloud では独自のドメイン名を使用できません。また、各 Atlassian Cloud サブスクリプションにはディスク容量の制限があります。

マネージド クラウド ホスティング

クラウド コンピューティングのスケーラビリティとその他の利点を活用したい場合、Atlassian Cloud だけがソリューションではありません。IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) を使用してアトラシアン アプリケーションをデプロイすることも選択できます。

マネージド クラウド ホスティング プロバイダーが提供する、アトラシアンアプリケーションに関するカスタム メイドのホステッド サービスを選択するますます多くの企業がしています。マネージド ホスティングは、クラウドのパフォーマンス的および経済的な利点をもたらす柔軟なオプションです。しかも、あなたの独自のニーズに適合するように調整して実装できる専門家が揃っています。結果として、Atlassian Server や Data Center に関連するすべての利点を享受できる一方、オンプレミス デプロイメントに関連する悩みの種を回避できます。

Atlassian Cloud 同様、マネージド ホスティングに関連したデータ センターの構築に関する初期費用は必要ありません。デプロイメントとサポート オプションの規模と機能に基に費用を月払いします。また、セルフ ホスト サーバー同様、実装をカスタマイズしてあなたのニーズに合わせることができます。また、変更もいつでも行なえます。インフラストラクチャのアップグレード、ソフトウェアへの定期的なパッチ適用、ならびに新しい製品のインストールなどのタスクは、マネージド ホスティング プロバイダーが行います。それと同時に、あなたのチームはビジネスに不可欠なタスクに専念できます。アトラシアン アプリケーションがあなたのビジネスの鍵であるならば、専門知識と確かな能力を持つパートナーと協働し、クラウド上にアトラシアン アプリケーションを実装と管理すべきです。

マネージド ホスティングの欠点は、オンプレミス サーバーを手離す必要があることです。しかし、財務上の利益やパフォーマンスの向上だけでは、すべてのセルフ ホスト サーバー支持者を説得することはできません。自分のアプリケーション サーバーのあらゆる側面で徹底した管理を行いたい場合、セルフ ホスト サーバーで通すべきです。

どのホスティング オプションがあなたには最適ですか?

各ホスティング モデルについて考える場合、あなたの組織がどこに最大の価値を見出すかが鍵となります。自分の組織の独自の要件と優先度を理解することから始めることが良いでしょう。それと同時に現在のニーズと組織の方向性のバランスを取ることです。これは、さらに詳しく検討する際に念頭に置くべきさまざまな妥協を話し合う際に役に立ちます。

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備考 : これはシリーズ記事の最初の記事です。

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