アプリケーション リンクの基礎知識

2016-04-13 (Wed)  •  By 伊藤  •  活用のヒント

本資料における製品の表記について

本資料では、製品の導入形態を明確にするために以下の表記を採用しています。

  • 製品名の後に (Server) が付いている場合
    その製品が オンプレミス版 であることを示しています。例えば、JIRA Software (Server) や Bitbucket (Server) などです。アトラシアンのドキュメントでは JIRA Software Server や Bitbucket Server と表記されている場合もあります (JIRA Software や Bitbucket がインストールされたサーバーの意味ではありません)。
  • 製品名の後に (Cloud) が付いている場合
    その製品がアトラシアンが提供する クラウド版 であることを示しています。例えば、JIRA Software (Cloud) や Bitbucket (Cloud) などです。なお、 Bitbucket (Cloud) に関してはアトラシアンのドキュメントでは Bitbucket と表記されている場合があります。

はじめに

アトラシアン製品の特徴のひとつとして、アトラシアン製品同士の統合が容易であることがあげられます。アトラシアン製品同士を統合することで、一方の製品の情報を他方の製品上で閲覧することなどができるようになります。このアトラシアン製品同士の統合機能を実現するのが、アプリケーション リンク機能です。この機能はアプリケーション リンク アドオンにより実装されており、かつ、このアドオンは各アトラシアン製品にバンドルされいます。

本資料では、JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との統合を例に、アプリケーション リンク機能で行えることを解説します。

今回使用したバージョン

本資料作成にあたり、使用した製品バージョンは以下のとおりです。

  • Atlasssian JIRA Software (Server) 7.1.1
  • Atlasssian Bitbucket (Server) 4.5.1

また、スクリーンショット取得のために各製品のユーザー インターフェイス言語を日本語に設定しています。

アプリケーション リンクの設定

最初に JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との間でアプリケーション リンクを設定します。その後、スマート コミット機能を有効化します。これら手順の詳細については、以下の弊社資料を参照してください。

統合機能の例

JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) とをアプリケーション リンクで接続した場合、以下が可能になります。

  • JIRA 課題上に [開発] パネルを表示
  • コミットに関連する JIRA 課題を Bitbucket 上で確認
  • スマート コミット機能で JIRA 課題を制御

JIRA 課題上に [開発] パネルを表示

JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) とをアプリケーション リンクで接続すると、JIRA 課題画面に [開発] パネルが表示されます。この [開発] パネルには、JIRA 課題に紐付けられている以下の情報が表示されます。

  • ブランチの数
  • コミットの数
  • プル リクエストの数
  • ブランチ作成リンク

JIRA 課題の閲覧画面の右ペインに [開発] パネルが表示される

アプリケーション リンクの基礎知識

[開発] パネルのブランチ リンクをクリックすると詳細が表示される

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ブランチ詳細画面の [プル リクエストを作成] リンクをクリックすると Bitbucket に移動する

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[開発] パネルのコミット リンクをクリックすると詳細が表示される

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コミット詳細画面の [すべてのファイルを表示] リンクをクリックするとさらに詳細が表示される

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[開発] パネルのプルリクエスト リンクをクリックすると詳細が表示される

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[開発] パネルの [ブランチを作成] リンクをクリックすると Bitbucket に移動する

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ボード上にも [開発] パネルが表示される

アプリケーション リンクの基礎知識

コミットに関連する JIRA 課題を Bitbucket 上で確認

コミットに関連する JIRA 課題番号を Bitbucket (Server) 上で確認できます。その JIRA 課題番号をクリックすると Bitbucket (Server) 上で詳細を確認できます。

コミットに関連する JIRA 課題番号が表示される

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コミットに関連する JIRA 課題番号が表示される

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コミットに関連する JIRA 課題番号をクリックすると詳細が表示される

アプリケーション リンクの基礎知識

スマート コミット機能で JIRA 課題を制御

スマート コミットとは、コミット メッセージを利用して JIRA 課題の操作を行う機能です。JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との統合の場合、スマート コミットで行える操作は以下のとおりです。

  • 特定の JIRA 課題とコミットとを関連付ける
  • JIRA 課題にコメントを付ける
  • JIRA 課題に作業ログを記録する
  • JIRA 課題のワークフロー トランジションを実行する

特定の JIRA 課題とコミットとを関連付ける

特定の JIRA 課題とコミットとを関連付けるには、コミット メッセージにその JIRA 課題の課題番号を入力します。例えば、コミットを JIRA 課題 ABC-1 と関連付ける場合、コミット メッセージは以下のとおりとなります。

ABC-1

コミットを複数の JIRA 課題に関連付けることも可能です。その場合は、関連付ける JIRA 課題をコミット メッセージ内で列挙するだけです。例えば、JIRA 課題 ABC-1ABC-23ABC-456 をコミットに関連付ける場合のコミット メッセージは、以下のとおりです。

ABC-1 ABC-23 ABC-456

JIRA 課題にコメントを付ける

JIRA 課題にコメントを付ける場合には #comment コマンドを使用します。例えば、JIRA 課題 ABC-123 に対してコメント「ヘッダーにコメント行を追加」を付ける場合、コミット メッセージは以下のとおりとなります。

ABC-123 #comment ヘッダーにコメント行を追加

JIRA 課題に作業ログを記録する

JIRA Software (Server) で時間管理機能が有効になっている場合は、スマート コミットで JIRA 課題に消費時間を記録することができます。消費時間を記録するには #time コマンドを使用します。例えば、JIRA 課題 ABC-123 に対して消費時間 2h、[作業の説明] フィールドにコメント「ヘッダーにコメント行を追加」を記録する場合、コミット メッセージは以下のとおりとなります。

ABC-123 #time 2h ヘッダーにコメント行を追加

JIRA 課題のワークフロー トランジションを実行する

JIRA 課題のワークフロー トランジションを実行する場合には #(トランジション名) と入力します。例えば、JIRA 課題 ABC-123 に対しトランジション close を実行する場合、コミット メッセージは以下のとおりとなります。

ABC-123 #close

JIRA Software と Bitbucket との統合におけるスマート コミットの詳細については、以下のアトラシアン ドキュメントを参照してください。

その他

アプリケーション リンクの機能とは異なりますが、Bitbucket (Server) のユーザーとグループを JIRA Software (Server) 上で一元管理することができます。この機能に関する詳細については、以下のアトラシアン ドキュメントを参照してください。

まとめ

今回は JIRA Software (Server) と Bitbucket (Server) との連携を例に、デフォルトのアプリケーション リンク機能だけで何ができるかを解説しました。また、サード パーティ製アドオンを組み合わせることで、さらなる作業効率の向上が期待できます。ぜひ、お試しいただければと存じます。

参照

本資料の執筆にあたり、参考にした主なドキュメントは以下のとおりです。これらもあわせてご参照ください。


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