Atlassian Confluence インストール ガイド (Linux OS)

2015-11-19 (Thu)  •  By 伊藤  •  活用のヒント  •  Confluence

もくじ

  1. はじめに
  2. 今回想定する構成
  3. 今回使用した環境
  4. インストール手順の概要
  5. サーバーの準備
  6. MySQL のインストールおよび設定の手順
  7. MySQL のインストール
  8. MySQL の構成ファイルの設定
  9. MySQL をサービスとして起動するように登録
  10. Confluence 用データベースの作成
  11. JDBC ドライバーの取得
  12. Confluence インストーラーの取得
  13. Confluence のインストール
  14. Confluence の各種設定
  15. Confluence インストール後の設定

はじめに

本資料は、Atlassian Confluence (Server) を Linux サーバーへ新規インストールするための手順および注意事項を解説したものです。ここでは Confluence 5.7.5 を取り扱っていますが、これよりも新しいバージョンでも基本的に同様の手順でインストールを行えます。なお、Linux OS およびデータベースの操作に関する基礎的な知識があることを前提としていることをお断りしておきます。

今回想定する構成

今回は 1 台の Linux サーバー上に Confluence アプリケーション、および Confluence が使用するデータベースを導入することを想定しています。また、ユーザー管理は Confluence 内部のユーザー ディレクトリを使用するものとします。

今回使用した環境

Confluence の導入にあたり、今回は以下の環境を使用しています。実際に作業を行う場合、それぞれの最新版をお使いください。

項目 環境 備考
サーバー OS CentOS 6.5 64 ビット版を使用
Java OracleJDK 1.7.0 Confluence インストーラー パッケージに同梱のものを使用
データベース MySQL 5.1
MySQL/J Connector 5.1.3.5
Confluence 5.7.5 Linux インストーラー パッケージ (64 ビット版) を使用
ユーザー管理 Confluence 内部ユーザー ディレクトリ

インストール手順の概要

Confluence インストールの手順は以下のとおりです。

  1. サーバーのクリーン インストール
  2. サーバーへの MySQL のインストールおよび設定
  3. JDBC ドライバーの取得
  4. サーバーへの Confluence のインストールおよび初期設定
  5. Confluence インストール後の設定

サーバーの準備

Confluence を導入するにあたり、サーバーへインストールが必要となるものは以下のとおりです。

Confluence インストール パッケージ (Linux 版) を使用する場合、JRE 自体がインストール パッケージに同梱されていますので、別途インストールする必要はありません (インストールしても問題ありません)。

また、データベース、JDBC ドライバー、および Confluence のインストールついては、本資料の次節以降で解説しています。

今回は Confluence インストール パッケージの使用を想定しているため、現時点で必要な準備は、サーバーへのオペレーティング システムの新規インストールのみです。

MySQL のインストールおよび設定の手順

Confluence での使用を想定した MySQL の導入手順は、以下のとおりです。

  1. MySQL のインストール
    1. MySQL のダウンロード
    2. MySQL のインストール
    3. MySQL の初回起動
  2. MySQL の構成ファイルの設定
    1. MySQL の停止
    2. my.cnf ファイルの修正
  3. MySQL をサービスとして起動するように登録
  4. MySQL 上への Confluence 用データベースの作成
  5. Confluence 用データベースに対し Confluence からアクセスできるように設定

Confluence インストール パッケージ (Linux 版) を使用する場合、JRE 自体がインストール パッケージに同梱されていますので、別途インストールする必要はありません (インストールしても問題ありません)。

また、データベース、JDBC ドライバー、および Confluence のインストールついては、本資料の次節以降で解説しています。

今回は Confluence インストール パッケージの使用を想定しているため、現時点で必要な準備は、サーバーへのオペレーティング システムの新規インストールのみです。

MySQL のインストール

  1. サーバーにルート ユーザーでログインしていない場合、ルート ユーザーとしてログインします。
  2. [tito@tito-laptop ~]$ su -
  3. MySQL をダウンロードします。
  4. [root@tito-laptop ~]# yum install mysql-server
  5. MySQL をインストールします。
  6. Is this ok [y/N]: y
  7. MySQL が正常にインストールされていることを確認するために、MySQL を起動します。
  8. [root@tito-laptop ~]# service mysqld status
    [root@tito-laptop ~]# service mysqld start
  9. MySQL の構成ファイルを編集するために、MySQL を停止します。
  10. [root@tito-laptop ~]# service mysqld stop

MySQL の構成ファイルの設定

次に、導入した MySQL を Confluence で使用するために、MySQL の構成ファイル (my.cnf) を修正します。

  1. MySQL の構成ファイルを編集するために、MySQL を停止します (停止していない場合)。
  2. [root@tito-laptop ~]# service mysqld stop
  3. MySQL の構成ファイル (my.cnf) を修正します。なお、今回は gedit を使用しています。
  4. [root@tito-laptop ~]# cd /etc
    [root@tito-laptop etc]# gedit my.cnf
  5. my.cnf ファイルを以下のとおり修正します。主な修正点は、ストレージ エンジンおよび文字エンコードの指定となっています。
  6. 修正前 (例)

    [mysqld]
    datadir=/var/lib/mysql
    socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
    user=mysql
    # Disabling symbolic-links is recommended to prevent assorted security risks
    symbolic-links=0
    [mysqld_safe]
    log-error=/var/log/mysqld.log
    pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid

    修正後

    [mysqld]
    datadir=/var/lib/mysql
    socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
    user=mysql
    # Disabling symbolic-links is recommended to prevent assorted security risks
    symbolic-links=0
    default-storage-engine=INNODB
    character-set-server=utf8
    collation-server=utf8_bin
    max_allowed_packet=64M
    [mysqld_safe]
    log-error=/var/log/mysqld.log
    pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid
    [mysql]
    default-character-set=utf8
    [client]
    default-character-set=utf8

MySQL をサービスとして起動するように登録

必要に応じて MySQL をサービスとして起動するように登録します。

[root@tito-laptop etc]# chkconfig mysqld on
[root@tito-laptop etc]# chkconfig mysqld --list
mysqld             0:off    1:off    2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

Confluence 用データベースの作成

次に MySQL 上に Confluence 用データベースを作成します。

  1. MySQL を手動で起動します (起動していない場合)。
  2. [root@tito-laptop etc]# service mysqld start
  3. MySQL 上に Confluence 用データベースを作成します (データベース名は confdb)。
  4. [root@tito-laptop etc]# mysql -u root
    mysql> create database confdb character set utf8 collate utf8_bin;
  5. Confluence 用データベースに対し、Confluence からアクセスできるように設定します (ユーザー名は confdbuser、パスワードは titotito と仮定)。
  6. mysql> grant all privileges on confdb.* to ‘confdbuser’@’localhost’ identified by ‘titotito’;
    mysql> flush privileges;

注意 : localhost は Confluence インスタンスと Confluence 用データベースが同一サーバー上にあることを意味します。Confluence インスタンスと Confluence 用データベースを別々のサーバーに配置する場合は、localhost 部分を Confluence インスタンスが起動する IP アドレスやホスト名に置き換えます。

JDBC ドライバーの取得

Confluence のデータベースとして MySQL を使用する場合、 MySQL 用 JDBC ドライバーを Confluence の導入先へコピーする必要があります。

Confluence をインストールする前に、 以下の要領で MySQL 用 JDBC ドライバーを取得しておきます。

  1. 以下のページへアクセスします
  2. mysql-connector-java-5.1.35.tar.gz をダウンロードします
  3. mysql-connector-java-5.1.35.tar.gz を解凍します
  4. 中に含まれる mysql-connector-java-5.1.35-bin.jar を抽出します

なお、 PostgreSQL や MS SQL Server など、使用するデータベースの種類によっては専用の JDBC ドライバーが Confluence インストール パッケージに同梱されています。その場合は上記作業は必要ありません。

Confluence インストーラーの取得

Confluence のインストーラー パッケージを以下の要領で取得します。

  1. Confluence のダウンロード ページへアクセスします
  2. Confluence 5.7.5 – Linux Installer (64 bit) をダウンロードします
  3. 以下の要領で Confluence のインストーラー パッケージを実行形式に変換します (atlassian-confluence-5.7.5-x64.bin はインストーラー パッケージのファイル名)
  4. [root@localhost Downloads]# chmod +x atlassian-confluence-5.7.5-x64.bin

Confluence のインストール

  1. 以下のコマンドを入力して Confluence インストーラー パッケージを実行します。
  2. [root@tito-laptop Downloads]# ./atlassian-confluence-5.7.5-x64.bin
  3. 以下のコマンドを入力して Confluence インストーラー パッケージを実行します。
  4. This will install Confluence 5.7.5 on your computer.
    OK [o, Enter], Cancel [c]
    o
    Choose the appropriate installation or upgrade option.
    Please choose one of the following:
    Express Install (uses default settings) [1], Custom Install (recommended for advanced users) [2, Enter], Upgrade an existing Confluence installation [3]
    2
    Where should Confluence 5.7.4 be installed?
    [/opt/atlassian/confluence] (エンター キーを入力)
    Default location for Confluence data
    [/var/atlassian/application-data/confluence] (エンター キーを入力)
    Configure which ports Confluence will use.
    Confluence requires two TCP ports that are not being used by any other
    applications on this machine. The HTTP port is where you will access
    Confluence through your browser. The Control port is used to Startup and
    Shutdown Confluence.
    Use default ports (HTTP: 8090, Control: 8000) - Recommended [1, Enter], Set custom value for HTTP and Control ports [2]
    1
    Confluence can be run in the background.
    You may choose to run Confluence as a service, which means it will start
    automatically whenever the computer restarts.
    Install Confluence as Service?
    Yes [y, Enter], No [n]
    n

今回のインストールでは、以下の構成となります。

項目
Confluence の導入先ディレクトリ /opt/atlassian/confluence/
Confluence のホーム ディレクトリ /var/atlassian/application-data/confluence
Confluence のアクセス ポート 8090
Tomat の管理ポート 8000
サービスとして起動するか しない

JDBC コネクターのコピー

次に Confluence が Confluence 用データベースにアクセスできるよう、MySQL 用 JDBC コネクターを Confluence の導入先にコピーします。

なお、 PostgreSQL や MS SQL Server など、使用するデータベースの種類によっては専用の JDBC ドライバーが Confluence インストール パッケージに同梱されています。その場合はこの作業は必要ありません。

  1. Confluence を停止します。
  2. [root@tito-laptop Downloads]# /opt/atlassian/confluence/bin/stop-confluence.sh
  3. MySQL 用 JDBC コネクターをコピーします。
  4. [root@tito-laptop Downloads]# cp ./mysql-connector-java-5.1.35-bin.jar  /opt/atlassian/confluence/confluence/WEB-INF/lib/
  5. Confluence を起動します。
  6. [root@tito-laptop Downloads]# /opt/atlassian/confluence/bin/start-confluence.sh

Confluence の各種設定

Confluence セットアップ ウィザードを使用して Confluence インスタンスの初期設定を行います。

  1. Web ブラウザー上から Confluence インスタンスへアクセスします (デフォルトは http://localhost:8090/)
  2. [Production Installation] を選択します
  3. [Start setup] ボタンします
  4. Confluence のライセンス キーを入力します
  5. [Next] ボタンします
  6. データベースの種類として “MySQL” を指定します
  7. [Direct JDBC] ボタンをクリックします
  8. ドライバー クラス名を修正し、先ほど作成したデータベース名を指定します
  9. 修正前 (オリジナル)

    jdbc:mysql://localhost/confluence?sessionVariables=storage_engine%3DInnoDB

    修正後

    jdbc:mysql://localhost/confdb?sessionVariables=storage_engine%3DInnoDB&useUnicode=true&characterEncoding=utf8
  10. ユーザー名フィールドおよびパスワード フィールドには、Confluence インスタンスから Confluence 用データベースへアクセス可能なユーザーを指定します (ここでは confdbuser および titotito)
  11. [Next] ボタンをクリックします
  12. デモ コンテンツをインポートする場合は、[Example Site] ボタンをクリックします
  13. Confluence 内部ディレクトリでユーザーを管理するために [Manage Users and Groups within Confluence] ボタンをクリックします
  14. 管理者ユーザーの情報を登録します
  15. [Next] ボタンをクリックします

Confluence インストール後の設定

Confluence のインストール作業が完了した後、以下の処理を行うことをお勧めします。

  1. インデックス作成言語を “Custom Japanese” に設定する
    • これを行うことで日本語コンテンツの検索精度が向上します
  2. Confluence コンテンツを手動でインデックスの再作成を行う
    • 導入直後のトラブルはインデックスに起因する場合が多いためです
  3. PDF エクスポート用日本語フォントをアップロードする
    • これを行わないと、Confluence ページを PDF 形式で出力する際に日本語コンテンツが文字化けします
  4. ユーザー インターフェイス用言語を “日本語” に設定する
    • Confluence の既定のユーザー インタフェイス言語は英語に設定されています
  5. Java VM が日本語フォントを認識するように設定する
    • これを行わないと Confluence ページ上で PPT ファイルを表示する際に日本語部分が正しく表示されません
  6. ベース URL を変更する
    • ネットワーク環境で使用する場合は、使用するホスト名に合わせてベース URL を修正します
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