JIRA 4.2 アップグレード ノート

2010-10-28 (Thu)  •  By 伊藤  •  ドキュメント  •  JIRA アップグレード ノート 翻訳

今回の記事は、JIRA 管理ドキュメント「JIRA 4.2 Upgrade Guide 」の弊社翻訳版です。原文と差異がある場合は、原文の内容が優先されます。

JIRA 4.1 から 4.2 へのアップグレード

アップグレードに関する一般的な説明

「JIRA アップグレード ガイド」 (バージョン共通) の説明に従ってください。また、以下のセクションにおける JIRA 4.2 向けの説明も参照してください。 「JIRA アップグレード ガイド」には、アップグレードした JIRA インスタンスを正常に稼動させるために必須となる重要なタスクが含まれています (たとえば、旧インスタンスから新インスタンスへの jira-application.properties 設定のマージなど)。

jira-application.properties に関する変更

アップグレード ガイドで説明されているとおりに新旧構成ファイルをマージする場合、以下の表の JIRA 4.2 における jira-application.properties ファイルへ加えられた変更の一覧を参考にしてください。

ヒント : それぞれの新プロパティの目的は jira-application.properties ファイル自体に記述されています。

seraph-config.xml および Crowd 統合に関する変更

アップグレード ガイドで説明されているとおりに新旧構成ファイルをマージする際、seraph-config.xml ファイルには細心の注意を払ってください。JIRA 4.2 では、このファイルにいくつかの新しいエントリが追加されています。

seraph-config.xml を新規 4.2 インストレーションに単純にコピーする場合、以下の点に注意してください。

以下の表は、JIRA 4.2 における seraph-config.xml ファイルへの変更点の一覧です。

JIRA 4.2 より前の seraph-config.xml の要素 JIRA 4.2 での変更
<param-name>login.cookie.key</param-name>
<param-value>seraph.os.cookie</param-value>
<param-value>seraph.os.cookie</param-value> は
<param-value>seraph.rememberme.cookie</param-value> に変更
<param-name>autologin.cookie.age</param-name>
<param-value>31536000</param-value>
<param-value>31536000</param-value> は
<param-value>1209600</param-value> に変更
<init-param>
    <param-name>cookie.encoding</param-name>
    ....
<init-param>
JIRA 4.2 では <init-param> エントリは必要ないので削除
<authenticator class=
“com.atlassian.crowd.integration.seraph.JIRAAuthenticator”/>
<authenticator class=
“com.atlassian.crowd.integration.seraph.v22.JIRAAuthenticator”/> に変更
<param-name>config.file</param-name>
<param-value>seraph-paths.xml</param-value>
<param-value>/seraph-paths.xml</param-value> は
<param-value>seraph-paths.xml</param-value> に変更

同梱されないプラグイン

JIRA に同梱されていないプラグインを使用または開発する場合は、「JIRA 4.2 に関する JIRA プラグインのアップグレード 」をお読みください。このガイドでは、お使いのプラグインと JIRA 4.2 との互換性に影響を与える可能性がある JIRA 4.2 における変更について説明しています。

JIRA 4.2 用にアップデートされた Toolkit プラグイン

Toolkit プラグイン を JIRA で使用している場合、JIRA 4.2 との互換性のためにプラグインを少なくともバージョン 0.15 にアップグレードする必要があります。

ラベル プラグインが JIRA のコアに

ラベル プログインの機能は JIRA コアの一部になりました。したがって、ラベル プラグインをインストールする必要がなくなりました。JIRA 4.2 にアップグレードする際に古いバージョンのラベル プラグインがインストールされている場合、JIRA は起動しません。しかるべきエラー メッセージがログおよび UI に表示されます。

既存のラベルはすべて引き続き残ります。JIRA 4.2 へのアップグレード処理の一環として、既存の “Labels” カスタム フィールド内のすべてのデータは、新しい “Labels” システム フィールドに移行されます (つまり、ラベル プラグインを使用していた場合)。

ヒント : “Labels” と呼ばれるラベル カスタム フィールドのみがシステム フィールドに変換されます。その他のすべてのラベル カスタム フィールドはラベル カスタム フィールドとして残ります。特定のラベル カスタム フィールドをシステム フィールドに移動させたい場合、アップグレードの前に “Labels” と名前を付けておいてください。

時間管理に関する変更

JIRA 4.2 より以前では、”初期見積” および “残余見積” フィールドは個々に編集することはできず、作業の記録が開始された後にこれらの値は同期されていました。

JIRA 4.2 からは、時間管理はより柔軟になりました。これらフィールドの値は互いに結びついていておらず、個別に編集可能です。また、作業の記録を開始した 後でも 初期見積の値を変更できるようになりました。

JIRA 4.2 のクリーン インストールでは、より柔軟なこれらの時間管理機能に自動的にアクセスできるようになります。ただし、JIRA をバージョン 4.2 へ アップグレード する場合、JIRA の時間管理機能は レガシー モード に設定されており、ユーザーは引き続き JIRA の従来の作業記録機能を今までどおりお使いいただけます。

JIRA 4.2 へのアップグレード後、より新しく柔軟な時間管理機能を使用したい場合は、JIRA の時間管理機能の設定で レガシー モード を無効にする必要があります。(レガシー モード を無効にする前に時間管理を非アクティブ化する必要があります。)

ヒント : JIRA 4.2 へのアップグレード後に レガシー モード を無効にした場合、”作業の記録” フィールドは JIRA の既定のワークフローの ‘解決’ および ‘クローズ’ トランジション で自動的に利用可能にならず、その他の (カスタム) ワークフロー トランジションでも利用可能にはなりません。

これらのフィールドをワークフロー トランジションに追加するには、そのワークフロー トランジションで使用される該当画面に “作業の記録” フィールドを追加します。

詳細については、「画面を定義する 」ページの「画面に時間管理機能を追加する 」を参照してください。

(“作業の記録” フィールドは実際は時間管理フィールドのグループです。)

ヒント : JIRA の既定のワークフロー を使用する場合は、”作業の記録” フィールドを 課題解決画面 に追加します。

サブタスクに関する変更

JIRA 4.2 またはそれ以降の新規インストレーションでは、サブタスクは既定で有効に設定されています。ただし、JIRA 4.2 にアップグレードするときに サブタスク設定 は変更されません。そのため、JIRA 4.2 へのアップグレード前に JIRA サイトでサブタスクが無効に設定されている場合、アップグレード後もサブタスクは無効のままです。

添付ファイル作成に関する変更

添付ファイルは ‘インライン’ でアップロードされます。つまり、ユーザーがファイルを選択すると即座にサーバーにアップロードされます。このファイルの一時添付ファイルがサーバー上で作成されます。ファイルがアップロードされたときのフォームが送信されると、一時添付ファイルがその課題の実際の添付ファイルに変換されます。この改善点により、jira.attachment.number プロパティを使用したファイル アップロード ボックス数の制限は不要になり、jira-application.properties ファイルから問題なく削除できるようになりました。

添付ファイル、インデックス、自動バックアップおよびサービスに関するシステム パスの変更

セキュリティ上の理由により、JIRA 4.2 以降では以下の JIRA のコンテンツの種類を保存するディレクトリをカスタマイズできなくなりました。

JIRA の現行バージョンでは、これらの種類のコンテンツは JIRA ホーム ディレクトリ 内の ‘既定‘ のディレクトリに保存されます。

なお、添付ファイルのパスを “既定” に設定した場合は、添付ファイルを JIRA ホーム ディレクトリにコピーする必要があります。

別のコンピューター (または別のオペレーティング システム) で JIRA 4.2 にアップグレードし、以前に

ヒント : これらの変更の詳細については、JIRA-21232 を参照してください。

seraph-config.xml で利用可能な新しいセキュリティ オプション

この項目は当記事翻訳完了後に加筆されました。詳細については原文 をご参照ください。

[管理者に連絡] リンクの削除

JIRA のフッターから [管理者に連絡] リンクが削除されました。このリンクを利用していたユーザーがいる場合は、JIRA 4.2 へのアップグレード前にどこかの場所に管理者の一覧を公開してください。

GreenHopper 5.2 およびそれ以前のバージョンにおける非互換性

GreenHopper プラグインを使用している場合、バージョン 5.3 のみが JIRA 4.2 と互換性がある点に注意してください。

Crowd 2.0.6 および以前のバージョンのサポート除外

JIRA インスタンスを Atlassian Crowd と 統合 した場合は、Crowd 2.0.7 にアップグレードしてください。バージョン 2.0.6 までの Crowd (このバージョンも含む) は JIRA 4.2 では機能しません。詳細については、Crowd 2.0.7 リリース ノートを参照してください。

Fisheye/Crucible ユーザーの方

crowd-integration-client-2.0.7.jar と Fisheye/Crucible の互換性に関する問題が確認されています。詳細は こちら をご参照ください。

各種プラットフォームのサポート中止

JIRA に関するサポート終了のお知らせ 」ページにあるように、JIRA 4.2 以降は以下のプラットフォームをサポートしません。

その他の既知の問題

アップグレードを開始する前に、既知の問題を確認してください。JIRA の最新版のリリース後にソフトウェアの問題が発見される場合があります。 そのような場合、JIRA ナレッジ ベース で既知の問題に関する情報を公開します。既知の問題を確認し、必要なパッチの適用に関する指示に従ってください。

アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合は、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。

JIRA 4.0 以前からのアップグレード

上記の点に加えて、アップグレードで省略する各バージョンのアップグレード ガイドを参照してください。特に JIRA 4.0 ではライセンス関連や技術的に大幅な変更が加えられているため、JIRA 4.0 のアップグレード ガイドに注目してください。アップグレード ガイドの全一覧については、「実稼働リリース」を参照してください。

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